マリオギャラクシー考察なのにマリオサンシャインです(意味不明)。
なぜ数あるマリオシリーズの中で、サンシャインが難しかったという評価を受けたのか*1。そして、最新作であるマリオギャラクシーではどう変わったのか。
さっそくですが結論。サンシャインは同時操作を求められる場面が多すぎるのです。ジャンプ+ホバーポンプぐらいならまだしも、横宙返り→壁キック→ホバーがお約束というか日常茶飯事ですし、L半押しでの放水移動とか、L全押しでの放水操作とか、場所によっては狙った位置への放水→ホバーに切り替え→横宙返り→ホバーとか。放水→スライディングとか。さらに、右スティックでのカメラ操作も常に必要。
ここで重要なのは、単に操作が多いということではありません。これらの操作をある程度使いこなせないとクリアできない、というのがポイントです。
サンシャイン以外のマリオはどうだったのでしょうか。
まず2D時代。2D時代はほぼ全ステージがちびマリオ*2の状態でクリアできます*3。ファイヤーやしっぽやマントやバニーなどはあれば楽に進めるだけでクリアに必須な要素では無いことがほとんどです。Bダッシュ(or Yダッシュ)とジャンプがあればいいのです。
しかも、2Dマリオの最新作でもあるNewマリオでは、コースをクリアするだけならダッシュすらも必要なく、十字キーとジャンプだけでクリアできる構成になっているらしいじゃないですか(参考:『New スーパーマリオブラザーズ』開発スタッフインタビュー)。これは、ダッシュや他の操作を使いこなせる人間にとっては簡単すぎるものでしたが、売上げとしては400万本を超える大ヒット作となりました。
さて、3Dマリオ最新作である、マリオギャラクシーではどうなっているでしょうか。
今までプレイした感じでは*4、同時操作がほぼ排除されている感を受けました。
基本的にはスティック+ノーマルジャンプ or スピン。壁キックは今まで以上に難易度が下げられ、他の操作との併用もなし。バック宙や横宙返りを求められる場所は動かない平地。強いて難しい操作を上げるとすれば、動いている敵へのヒップドロップぐらいでしょうか。
また、カメラは勝手に動いてくれるため、自力での操作はほとんど必要がありません。
今回からの新要素である、スターピースの発射も使いこなすと楽、という程度でほとんどはスピンで事足ります。また、2Pプレイでアイコン操作を補助してもらえれば、さらに難易度が下がります。
スピンがボタンに割り当てられておらず、リモコン(or ヌンチャク)を振るだけで出るというのも大きいです。ボタンはAボタンだけ押せばいいのです。Bボタンのスターピースは前にも書いたとおり使いこなせれば楽、程度のものです。またボタンを使い分けるために指を動かすことがなく、操作をより簡単に覚えられ、指を動かさないので押し間違いもないでしょう。
さすがに、Newマリオと同様にコースをクリアするならスティックとジャンプだけで行けるようになっていたりはしないと思いますが、+スピンぐらいでクリアできるようになっているのではないでしょうか。
Newマリオからのシンプル操作を引き継いだ3Dアクション『スーパーマリオギャラクシー』はあなたの目にはどううつったのでしょうか。
余談
気づけば、サンシャイン考察にならずに、ちゃんとギャラクシー考察になったような気がします。
途中、アンチギャラクシー全開の文章になってしまって書き直したのは内緒です。そんなにアンチでもないんだけど、文章化すると誇張しがち。最後に自分の意見を書いていないのはそのせい。
途中、「マリオサンシャインはなぜ難しくしたのか」という題名にして、サンシャインを誉めちぎる文章になりかけたのは内緒です。箇条書きでポイントだけ書き残して起きます。
- マリオのアクション×ポンプアクション=無限大
- ポンプは3Dジャンプアクションのためにある
- 三種類のポンプで遊べる箱庭の凄さ
あんまりサンシャインについて書きすぎると、ラストのネタが無くなる事に気づいた。次回、長ったらしいギャラクシー考察最終回「マリオによる3Dジャンプゲームの否定と肯定」。‥‥なんかもう書きたいこと書ききった気もするのでやらないかも。