- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/09/02
- メディア: 単行本
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読みおわた。西尾維新の200%趣味で書かれた小説‥‥というか、これ紙ブログなんじゃないだろうか。文句なしで面白いんだけど、これを小説の面白さといってしまって良いのか? みたいな。歳が割りと近いおかげで、元ネタがほとんどわかるどころか、リアルタイムで見てたのがほとんどなのが悩ましい。シスプリ、双恋、ハピレスのコンボにありゃりゃぎさんと同じツッコミを入れたわ。
以下、ネタバレっぽくなってしまった、偽物語という西尾維新の趣味を見てて思ったこと。ネタバレといっても本筋にはまったく触れてないんですけどね!
「勇気」と最後につけるとポジティブになるという話し*1。数年前に感銘を受けた言葉に「休む勇気」というのがあって、思わず mixi のプロフィールに入れてしまってから、mixi のプロフを更新するとメールが飛んだりするんだっけ?と疑問が浮かぶ。ギャー! 恥ずかしー!*2 mixi を更新する勇気! あれ? あんまりポジティブになってないよ?! 積み本を増やす勇気! ぶつ森に時間を費やす勇気! 休日に外に出ない勇気! 全然、前向きになってないじゃん!
帯にアニメ化と書いてあると売れるという話し*3。ごめんなさい。化物語がアニメ化されると聞いて読み始めてごめんなさい。原作なしのオリジナルアニメで、最近面白かったのってなんだろう‥‥。学生時代を振り返ると、エヴァ、リヴァ、スクライド、シュガー、おねツイ、ボンバーマンジェッターズ*4辺りをオリジナル物として思い浮かべるわけですが、ここ数年のものがまったく思い浮かばないのは、思い出補正なんだろうか。プリキュア、ふたご姫も、もうすぐ始まってから4,5年とか経つしなぁ*5。なのはシリーズも面白かったけども、名作かと聴かれると‥‥名作だな、うん。
小説の主たる武器は感情移入しか残っていないという話し*6。これ見て、私がここ一年ちょっとでラノベを読むのが習慣化したことと、数年前の作品を読もうとしない理由がわかった気がする。「感情移入度=面白さ」だと思っている人間でごめんなさい。キャラ読み*7ですら無かった! 戯言シリーズはまったく感情移入できなくてごめんなさい(コラ)。
他にもいろいろ思うところがあったはずなんだけど、手元にあったブックマークとして使えるものが、しおり1枚、売り上げカード、アンケート葉書き、チラシの4つしかなかったので次で最後です。ページを折ったりするのには抵抗が! 付箋なんて持ち歩いてないし! 家で読んでたけど!
最後。一番ツボに入ってしまった部分の引用。225ページ。
羽川はのったりとペダルを漕いで帰っていった。
立ち漕ぎだった。
僕の性癖は本当に特殊なんだろうか(シンクロ率100%突破)。
‥‥読んだ人だけわかってください。いや、読んだ人にも理解されないどころか、ドン引きされるんじゃないかという自覚があるんだけど、ツボに入ってしまったんだ‥‥。仕方‥‥無かったんです‥‥。
ドン引きを恐れない勇気! ‥‥やっぱり前向きにならない!