自分で本を裁断しスキャンする本の自炊を始めてから*1丸2年が経過。スキャンした本の数が1014冊になっていた。
自炊を始める前は、収納スペースの問題で完結したマンガは売り払っていたりして、蔵書量は大したことないと思っていたんだけど、気づけば1000冊突破。
失敗したと思ってることとか、時間かかりすぎてるなとかいろいろあるけど、圧倒的に減った荷物量を思うとやってやって良かった。まだまだ続く賃貸生活で物が多いのは無駄すぎた。
以下、書いていたら無駄に長くなってしまった本の自炊駄文。
最大の失敗は S1300 を買ったことだと未だに思っている。あの時、もっと読み取り速度に優れる S1500 を買っていれば……。と思いつつ、未だに S1300 を使い続けている。総スキャン枚数は13万8千枚以上。S1300はカタログスペックで4枚/分*2。なんと575時間以上もスキャンに使っていることに。ひょえー。もちろんこれに裁断したり給紙する時間もあるわけで。あんまり早すぎても裁断が追いつかないとはいえ、やっぱり早いにこしたことは無かったんだなぁ。何度かスキャン業者みたいなのに頼もうかと検討したこともあったんだけど、今のところ全部自力でやってる。マンガの表紙とかは結局自分でやった方がいいよねとか、表紙をカッターでさばいてる間にスキャンもだいぶ進むんだよな、とか。
貧乏性なので、消耗品であるローラーの替えが必要になるまではこのまま頑張ろうと思っているのだが、この調子だとあと500冊分ぐらい*3は保ちそうなんだよなぁ(苦笑)。もう手持ちの本や実家に残っていた本もあらかたスキャンし終わってしまっているので、まだ数年は使えてしまいそうな気が。
裁断機はこれ。私はまだ1枚目の刃を使用中。切れ味が落ちていると感じたことはまだ無い。1枚の刃で700〜1000冊程度の処理が可能と書かれているので、そろそろ切れ味が落ちる頃だろうか。かなり大きいので置く場所に難儀はするものの、これは良い買い物だった。ざっくざっく切れるよー。床において体重をのせて600ページぐらいある本をざっくりやるの気持ちいい。こわいぐらい切れるので常に緊張感を忘れずに。まだ怪我したりしたことはない。これからも油断せずにいこう。
作業はMacでやっていて、スキャンしたデータを本のタイトルをつけたフォルダに保存。ある程度、終わったところで自作のRubyスクリプトから pdftk を呼び出して1タイトルごとに 1つのpdfにまとめているという感じ。ブログにこのスクリプトを乗せたこと無かった気がするのでのせとこう。
#! ruby -Ku require 'fileutils' require 'shellwords' ARGV.each do |fname| next unless File.directory?(fname) pdfname = fname+'.pdf' files = Dir.glob(File.join(fname,'*.pdf')) next if files.size <= 0 || FileUtils.uptodate?(pdfname, files) command_str = "pdftk #{File.join(fname.shellescape,'*.pdf')} cat output #{pdfname.shellescape}" puts command_str raise "error #{command_str}" unless system(command_str) end
ruby このスクリプト *
で呼ぶために、内部でファイルの更新チェックも入れている。
久しぶりにソースをみたらマジックコメントがなくてビックリした。2年前から使ってるコードなのでまだRuby2.0リリース前で1.8系基準で書いてたんだなー。一度、shellwordsを使うように書き換えた記憶はあるのだが、その頃には2.0になっていたような気もする。Regexp.escape だとなんかのファイル名でエラーになったんだけど、どんなパターンだったのか覚えてない。そういうことを日記に書いておくべきだよなぁ。
*1:関連:自炊し始めてからだいぶ経った頃の日記 -> 買ったもの(2週分) - 好き勝手に・げーあにん?
*2:いつも使っているスーパーファインでの速度
*3:パッドは交換目安の2.5倍前後ぐらいまで使えている印象。文庫本などの小さめの紙をスキャンすることが多い分、消耗が少ないのかも?