ビューティフルコード (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Brian Kernighan,Jon Bentley,まつもとゆきひろ,Andy Oram,Greg Wilson,久野禎子,久野靖
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: 大型本
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しっかり読むとまたスランプに陥りそうだったので*1、まったりまったり読んでたら買ってから4ヶ月近くも経っていた罠。もう中盤の内容あんまり覚えてないな(えー)。
印象深かった箇所をふりかえり。‥‥眠いので少しだけ。
22章 スプーン一杯の汚水で
樽いっぱいの汚水にスプーン一杯のワインを注ぐと、樽いっぱいの汚水になる。
樽いっぱいのワインにスプーン一杯の汚水を注ぐと、樽いっぱいの汚水になる。
(ショーペンハウエルのエントロピーの法則より)
達人プログラマーで書かれている“割れた窓”に通じるところがあるなー、とか思いつつ。
最初の格言(?)の引用の的確さもあいまって、本書で一番印象に残ったのが、Solarisの開発中に起きた問題解決のさまを書いているこの章。
“ビューティフルコード”でもあるが、この章に関しては“ビューティフルコメント”と呼んだ方が適切でしょう。最後の長文コメントみたいなノリは私は大好きです。
引用しようと思ったけど、長いのでやめ(ぇ)。
コメントに感情をのせるのは好みが分かれたりするんだろうか。私は大好きなんですが。
15章 美しいデザインの長期にわたる恩恵
この章の内容は、短くて、的確で、質素で、現実を考えて書かれているものだと私は信じています。
‥‥と、この章の結論での文をもじってみた。元の文は本で読め(投げやり)。美しいコードへの言及に相応しい明確で、スッキリした文章だった。
『29章 エッセイのごときプログラム』とあわせて読みたい。
28章 美しいデバック
自動デバックとか差分デバックとか。興味わいてサイトに行ったら、最新らしきNEWSの日付が 2006-12-30 な件。日本語の資料も少なそうだ‥‥気が向いたら調べる。