好き勝手に・げーあにん?

ファミコンと同い年の社会人ヌルオタの日記

高坂穂乃果の絶対王政の確立と崩壊までの戦いまとめ

ラブライブ12話のネタバレを含みます。注意。

書きたかったのは11話以降の部分だけなんだが、それだけ書いてもわけわからなかったので勢いで全話分書いた。あくまで個人的な感想であり異論は認める。

1話「叶え!私たちの夢――」

対 海未[勝利]

「アイドルは無しです」という海未を仲間に引き入れるための戦い。口頭での説得には失敗するも、ひとりでのダンス練習と、小鳥の説得もあり仲間に引き入れることに成功する。

対 真姫[敗北]

「アイドルやってみたいと思わない?」という口頭での勧誘を試みるもアッサリ敗北。だよね。ハハハ。

対 絵里[敗北]

アイドル部設立を申請しに行くものの、部の成立に必要な人数が足らず敗北。規則は前もって確認しましょう。


2話「アイドルを始めよう!」

対 絵里[勝利?]

講堂は部として認められていなくても使用可能という事を前もって確認した上での、講堂使用許可申請。前回の敗因を活かした戦略で勝利。

同じく2話で、音ノ木坂高校アイドル部がスクールアイドルランキングでランク外であることに目をつけ、活動停止を迫られているが、クラスメイトの応援、アイドル名募集の成功、詩と曲の完成を経て乗り越えている。

対 海未[勝利]

ライブをやることへの了承、オリジナル曲の作詞の依頼。元々、かわいい衣装が作れるという理由からノリノリであった小鳥との連携もあり圧勝である。もはや海未の反対意見など敵ではない。圧倒的じゃないか穂乃果の説得力は。

対 真姫[勝利]

作曲依頼。「歌うだけで作曲はできないの?」という挑発、アイドルの音楽が軽いという先入観の払拭、真姫の歌が好きだというラブコール、完成済みの作詞の提出、希の説得により、オリジナル曲を制作してもらうことに成功している。


3話「ファーストライブ」

対 初ライブ[敗北]

客のいない会場を見ても「世の中そんなにあまくない」と涙をこらえる穂乃果。
ギリギリで駆けつけたたったひとりの観客に、「歌おう!全力で!」で自分と仲間を叱咤する穂乃果。
これからどうするのかという絵里の問いに、続けますと即答する穂乃果。

スクールアイドルとしては「完敗からのスタート」だったかもしれない。これは価値ある敗北である。そう思っていた時代が私にもありました。


4話「まきりんぱな」

対 まきりんぱな[勝利]

約束された勝利である。元々、スクールアイドルに興味のあった花陽には、きっかけを与えただけで、最終的な説得は凛と真姫が行なってくれている。説得に穂乃果は関与せず、まきりんに連れてこさせることによって、この2人まで仲間に引き入れることに成功している。完璧である。何もかもがいい方向に噛み合っている。


5話「にこ襲来」

対 にこ[勝利]

これも約束された勝利である。3話で折れずに本気のライブを見せることですでに勝敗は決していたといっていいだろう。素直にμ'sを受け入れられないにこであったが、希の情報提供と核心を突く穂乃果の戦略によってメンバーに引き入れるという完全な勝利を収めている。

尚、奪われたポテトは帰って来なかった模様。

対 絵里[勝利?]

アイドル部結成を、すでに類似するアイドル研究部が存在していることを理由に許可されなかった。が、アイドル研究部との合流により、スクールアイドルが部の活動として昇格することに成功している。


6話「センターは誰だ?」

対 センター争奪戦[勝利]

練習を指揮している海未、衣装と振り付け担当の小鳥、作曲の真姫、部長であり最上級生でありリーダーの座を狙うにこ。全てを退けての完全勝利である。

リーダーとは!

  • まず第一に熱い情熱を持ってみんなを引っ張っていけること!
  • 次に!精神的支柱になれるだけの懐の大きさを持った人間であること!
  • そしてなにより!メンバーから尊敬される存在であること!!

それ穂乃果やん。と見てる人は最初から思ってたよね。

最初の時点で「穂乃果ちゃんでいいと思うけど」といっていた小鳥と、リーダーの座が奪われようとしていると焚きつけようとしていた海未は認識していた穂乃果のリーダーとしての資質を、他の4人にも認識させることができた価値ある勝利である。


7話「エリーチカ」

対 出待ち[敗北?]

出待ちをされていたという真姫に対し、まったくそんなことはないという穂乃果。ファーストライブ以来負けなしだった穂乃果の数少ない敗北である。

対 赤点[勝利]

苦手教科が1科目だけだったのが救いであった。辛勝である。


8話「やりたいことは」

対 絵里[勝利]

ここまで敵視され続けていた絵里を、ついに仲間にすることに成功する。7話から続いた海未からの接触、断続的に続いていた希の暗躍、ファーストライブの動画を見た絵里の妹がμ'sのファンになっていた事なども大きい。

そしてなにより、ダンスのコーチをしてもらおうという海未の提案に迷わず賛成する穂乃果。「今日はここまで」という突き放すための絵里の言葉に対して、まっすぐに「ありがとうございました!明日もよろしくお願いします」といってのける穂乃果。メンタル最強すぎる。この穂乃果の心を折ることなどできない。そう思っていた時代が私にm(ry

オープンキャンパスライブ[勝利]

過酷なダンスレッスンを根性で乗り越え、新たな仲間を迎え入れ9人になったμ'sのライブは好評で、オープンキャンパスの評判は上々。廃校を保留にすることに成功する。大勝利である。


9話「ワンダーゾーン」

対 小鳥、対 秋葉原ライブ[勝利]

小鳥が働いているメイド喫茶を手伝いに行くことで小鳥らしさを引き出すことに成功。何から何までいい方向にしか向かわない穂乃果最強伝説はとどまるところを知らない。


尚、この話しで「私たちいつまで一緒にいられるかな」という話しを切り出しているのは小鳥である。謎の小鳥あてのエアメールがきたのはこの直後である。


10話「先輩禁止!」

対 合宿地確保[勝利]

合宿の提案から速やかな場所の確保。あざやか。


この回は、先輩禁止を実行に移した絵里、数々の暗躍を完遂させた希、元々夏色笑顔のPVでセンターを飾っていたにこにスポットが当たることが多かった3年生組の活躍が目立つ話しだったので、穂乃果の快進撃は小休止。まさか、この小休止が長いスランプにつながるとは、この時は微塵も思っていなかった……。


11話「最高のライブ」

対 文化祭ライブ[敗北]

無理のしすぎによる自爆。

やることなすこと全てがプラス方向にしか働かなかった穂乃果の転落の始まりである。

まず、ここまでの穂乃果の行動を後押しし続けていた小鳥が悩みを抱え込んでしまうことにより、本来の機能を失う。穂乃果の暴走をいち早く察し止めようとした海未も、小鳥の同意を得られないことにより機能せず。ここまで、つっぱしる穂乃果とそれについていく小鳥という体制に失敗がなかった事も大きく、海未ひとりでは穂乃果の暴走を止めるには至らなかった。

ここまで穂乃果の熱い情熱に絆されて集まった1,3年生メンバーに、穂乃果の情熱と暴走の境界を見極められるわけは無い。問題が表面化しないまま文化祭ライブをむかえてしまった穂乃果は、無理のしすぎで体調を崩しダウン。

普段だったら防げる敗北であった。それだけにより大きい敗北になるのだった。


12話「ともだち」

ラブライブ[敗北]

不戦敗。そう不戦敗である。誰もが認めるリーダー、精神的支柱である穂乃果を差し置いて、何の相談もなく、他の8人で決めたラブライブ辞退。穂乃果政権の陥落の瞬間である。

対 学校存続[勝利]

μ's最大の目的だった廃校阻止をひとまず達成。

真姫の「再来年はわからないけどね」というセリフは照れ隠しではあるが、再来年以降の学校存続を目指してスクールアイドルを続けていこうという真姫の意志のあらわれなんだろうと思うと胸が熱くならざるを得ない。

対 小鳥留学の阻止[敗北]

不戦敗。短期間で2回目の不戦敗である。自他共に認める大親友である小鳥が相談なしで留学を決めてしまう。これはつらい。しかも、相談されなかったのは穂乃果自信がライブに集中していたから、無理をしすぎてライブの後に倒れてしまったから。正直、その言い訳はずるい。しかし、穂乃果としてはすべての原因が自分にあると思うに十分すぎる要因が揃いすぎである。

対 自分がどうしたいのか

「これからどうするのか」。3話のライブ直後に絵里に穂乃果が問われ「続けます」「やりたいからです」。そう答えた問いである。
「どうしたいのか」。8話で絵里が希に問いかけられ、答えをみつけた問いである。

この時の穂乃果の答えは「スクールアイドル、辞めます」だった……。

暗に穂乃果政権からの脱却をしていたメンバーの中でも、穂乃果(と小鳥)を「一番のライバル」と評していた海未の失望は大きく……


13話「μ'sミュージックスタート!」

13話放映後に書く(?)