あとがきが(いい意味で)ヒドイです。あとがきから読むこと推奨。あとがきから読むと、作者の男の納税への未練を余すことなく楽しめることでしょう。
妖精さんが里帰りしてしまうので、妖精さんの出番がだいぶ少な目。ようせいさんだいすきのわたしとしては、ざんねんといわざるをえないです。
言葉少ない助手さんの言動の描写のうまさに感心仕切りです。いや、喋らないので『言動』じゃなくて『動』だけか? 少しおどおどしながら身振りやリアクションをする助手さんが見えてくるようです。「‥‥‥‥」しかセリフがないのに、いちいち省かずに行をさいているのもいい味でてます。‥‥あれ? 行数稼ぎ?w
最後のオチでは笑わせて貰いました。小説としてはあのオチは反則のような気もしますがw
個人的なところでは、仕事で追い詰められている状態での最後の流れは身につままれる思いがあって、正直つらかったです。変なところでシンクロしてしまってへこみましたorz
妖精さん分*1が足りなかったので、次の巻は妖精さんたっぷりだといいなぁ〜。
- 作者: 田中ロミオ,山崎透
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 文庫
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