好き勝手に・げーあにん?

ファミコンと同い年の社会人ヌルオタの日記

『実例で学ぶゲーム3D数学』読みおわた

実例で学ぶゲーム3D数学

実例で学ぶゲーム3D数学

発売当初に買って積読になっていたのをようやく読んだ。これは良い本だった。

タイトルどおり、3Dゲームに必要な基礎数学はもれなく、わかりやすく説明されてる上に、具体的なコードも多い。
“わかりやすい”というのは凄い難しいことなんだなと、この本を読んでて思った。詳細すぎる説明があっても、本質を隠してしまってわかりにくくなるし、説明不足があったら言うまでも無くわからない。この本は“ゲーム3D数学”に関して、とても“わかりやすい”本だと思う。

もし、この本を読んでてわからない部分があったとしても、具体的なコードが多く載っているので、それを写経して必要になった時に使っていれば、そのうちわかるようになるでしょう。と、この本を読むまで、ほとんど理屈を理解せずにクォータニオンを使っていた私が言ってみる(どーん)。

値段も手ごろだし、私のようなへたれ3Dプログラマや、3Dプログラミングに苦手意識のある人は読んでおくべき。唯一の欠点は、第一刷だと、致命的な誤字がちらほらある所か。二刷ではなおっているらしいので、書店で何刷なのかを確認しての購入がオススメ。

13章以降は、他の本を読むべき部分になるのかなーとは思った。14章の本文中には「ダイジェスト版のようなもの」だみたいに書かれてるし。