アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
読んだんだけど、どうにも具体例がないというか、実際のイメージが沸いてこないものが多くてピンとこないことが多かった。楽しそうな感じはするんだけど、で?っていう感じ。
アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き(Esther Derby/Diana Larsen/角 征典) - ただのにっき(2007-10-04)
これがパターンでなくて単なる事例集になると、応用が利かなくて役に立たない。パターンのレベルまで抽象化されているから価値があるのだ。ただのハウツー本だと思って手に取ると肩透かしに思うかも知れないが、それは読み方が浅い。
抽象化されているものを具体例に当てはめるぐらいの能力を身につけてから読まないとダメって事だったんだな(´・ω・`)
私はそのレベルにはほど遠いようですorz もうちょい経験値が貯まったあとに読み返す時用&すぐに気をつけようと思ったことメモ。
P32
「あなたが言葉」に注意すること
「私が言葉」を使っていこう
これ、気をつけないとなぁ。この前のページで「私は(あなたの意見は)違うと思う」みたいなのも議論も妨げる、とあって自重しないとイカンと思った。どうも、否定意見から入りがちで駄目だわ。政治家の演説なんて否定ばっかりな印象でいい感じしないもんな(爆)。
感情のデータも必ず取るようにするっていうのは新鮮だった。各工程とか、意見とかと、感情の見える化はなかなかいいかもと。でも、レトロスペクティブの過程で本音の感情を出せるのって、その時点でコミュニケーションがだいぶうまく言ってる状態じゃね?とか思ってしまうのは日本人気質? それともうちのプロジェクトのコミュニケーション不足?(苦笑) 感情データはあまり意識させずに引き出したほうがいいのかもしれん。
P34
「このトピックになるといつも誰かがジョークを言うよね。どうして?」
あれ? 俺がいる?(爆) 各反応ごとにいちいち対処法が書いてあるのが、妙に面白い。
フォーカスオン/フォーカスオフがよくわかんなかった。約束決めのひとつ? でも、「チームの約束」は別カテゴリにあるし。チェックインみたいな声出しみたいなのとも違うし。むー。
ESVP*1。囚人に投票できないよなぁ‥‥常考。場の設定ではなく、長丁場になってきたときの中間感想投票みたいなのには使えそうな気がするが、それじゃ意味ない? もしくは、レトロスペクティブに対してじゃなくて、イテレーションに対しての考えを‥‥ますます、囚人に投票なんてしないか。
タイムライン。ここで感情データを取るのが一番自然な気がする。不安に思ってるとこの早期発見とか。ここでちゃんと感情のデータも取れれば、カラーコードドットとか、喜怒哀が、タイムラインの時間短縮バージョンにしか見えなくなってしまうんだけど‥‥。それぞれの利点が見えない(´・ω・`)
P97。テーマの特定の例‥‥だよな。アメリカンジョークちっくな面白話にしか見えないんだけども‥‥。
P114、感謝。べ、別にあんたなんかに感謝してるわけじゃないんだからね! さっさとレトロスペクティブを終わらせたいだけなんだからっ!
*1:Explorer(探検家),Shopping(買物客),Vacation(行楽客),Prisoner(囚人)