好き勝手に・げーあにん?

ファミコンと同い年の社会人ヌルオタの日記

アニソン専門誌が帰ってきた!

今はまだ声優雑誌の延長でいいと思ってるんですよ。やっぱり、そこまで尖った本を作っても、それに付いてこれる人は少ないと思うんだよね。僕は本当に10年計画のつもりでやってるから。

熱い決意を語ったアニソンマガジン vol.6 の発売から7ヶ月。声優雑誌の延長ではない本邦唯一アニソン専門誌が帰ってきた! 濃密すぎる記事が盛りだくさんで読後は凄い満足感だった。

ありきたりだが、あえて言おう。読みどころは全部。


第一特集の『萌える音楽』のインタビューの数々はどれも濃密だし、名曲セレクションでのレビュー、クリエイター紹介もグッとくる。第二特集の『4つの現場から検証する参加型アニソンの現在形』もインタビューありきなのがやっぱりいいな。現場の声重要。

第三特集の『00年代アニメソング100選』はもうね。この話をおかずに朝まで飲んでも話し終わらないね。『極私的』とは書いてあるとはいえ、これの選曲は悩ましかっただろうし、楽しかっただろうなーw それにしても、畑亜貴さんと大久保薫さんの名前は何回出てきてるんだ!ってぐらい出てくるなー。

私のようなヌルオタですら100選のうち30曲ぐらいCDを持っているほどメジャーどころばかりがズラリと並んでるけど、100曲しか選べないんじゃこうなるよなー。「なんでこの曲が入ってないんだ!」と思って調べたら大半は90年だったw 『ドリルでルンルン クルルンルン(D4プリンセス)』とか『おジャ魔女』とか『デジキャラット』とか『ウィーアー(ワンピース)』とか『デジモン』とかギリギリ90年代なんだなー。

なんとなくだけど、80年代の所謂コテコテのアニソンに、J-POP の色と混ざって独自のものになっりならなかったりしたのが90年代で、そこから80年代とは違う方向に尖って磨かれたりデコボコなままだったりするのが00年代なのかなーと読んでて思った。90年代の香りの強いものは100選には意図的に入れなかったのかなーとか、勝手に思ってみたりも。00年代前半よりも後半の曲の比率が高すぎるのは、アニソンマガジン的 00年代を意識して選んだのかなーとか。

うっかり、私的な00年代を振り返りだすと、延々書き続けられそうなので略。


次号が出るか出ないかは今号の売り上げ次第、って毎回、そんなことが書いてあるような気がするw 個人的にはアイマスに目覚めてから、今まで以上に作詞・作曲・編曲家を意識するようになったこともあり、勝手に次回予告にある『クリエイターから“聴きとく”アニソン』が楽しみすぎる。是非とも頑張っていただきたい。しばらくして本屋に残ってたら支援にもう一冊買ってこよう。

余計ごと

表紙めくってすぐの文章を引用。

この本は声優誌ではありません。音楽誌です。
日本で唯一の「アニソン専門誌」です。

この一文が、私達(読者)へのメッセージというより、本を出す上での偉い人たちへの宣誓に見えてしまうのは私だけ?w もしくは、前のアニソンマガジンが声優誌の延長になってしまったことへの自戒。

でも、音楽誌を名乗ってるからって、音楽誌の棚に陳列する本屋はどうかと思います>< vol.5 が出た頃ぐらいに、買おうと本屋に行ったら、アニメ誌の棚ではなく音楽誌の棚にあって探してしまった微妙な思い出が。今号も音楽誌のほうにあった。せっかくオトナアニメと同じ版型になったんだから隣に置こうよ。

私は、声優ソングも大好きですが、アニソンマガジンで声優を大きく扱うと、あんまり面白くならないのは、前号まででよくわかった。インタビューしても声優誌とかラジオで見聞きした内容ばかりだし、刊行間隔があるから凄い今更感だったなー‥‥。曲レビューとかは割と好きだったけど。次号が出たとして、けいおんの記事とかを組んだとしても、時期外れ&重複感が無いようなものになってるといいなぁ‥‥。


ライターのひとりの澄川さんが、可憐ガールズ解散を心底嘆いているのが、ところどころから伝わってきて和んだw

2010年代があったら、MAICOは外せないよね!とか書こうと思ったら、編集後記で書かれてた。ですよねー。

ニッポン放送の企画モノ繋がりで。アニサマの関係者インタビューで、キラメロの話題が出てきたのがあまりにも不意打ちで盛大に吹いた。アニソンのイベントで武道館を埋めたといえば、ニッポン放送20世紀アニメ紅白歌合戦の話題は避けて通れないと思うんだがどうか。